貧乏に振り回され、さらには男性にも振り回された若き女性。
林芙美子の出世作となった『放浪記』と彼女のその後の人生についても触れられている。
ハの字眉毛でへの字口。いつも顔を下に向けていて、憂いを…
素晴らしい、驚いた。高峰秀子の凄み。『二十四の瞳』とも、そして、傑作『浮雲』とも異なる、全く別の女性像を構築する。女優とはかくあるべし。八の字の眉毛、下から見上げるような卑屈な視線、だらしのない歩…
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花のいのちは短くて苦しきことのみ多かりき。
本作の最後の最後、この一文で鳥肌が立った。何と素晴らしい作品だろう。こういう詩的な作品を観ると自分は映像よりも何よりも言葉を信じる文学の虫なのだとつくづ…
昭和初期、貧乏で放浪する人生を送ってきたふみ子は、女給をして働きながら物語や詩を書いている。駄目な男に惚れてしまう性分に苦労しながらも、「私の人生はここで終わるもんじゃない」と、たくましく生きてゆく…
>>続きを読む林芙美子の苦労した時代を中心に描いたこの作品、高峰秀子が林芙美子を演じている。
高峰秀子が自著『わたしの渡世日記』でも書いているが、この映画公開当時は「高峰秀子は、全然、林芙美子に似ていない」とい…
下がり眉の高峰秀子さんが可愛い。
戯けて踊ってるシーンとか圧倒的すぎて溜息が出た。かっこよかった。
田中絹代さんとの掛け合いがまた良い、、、
加東大介さんが出てくると、またとんでもねえサイコパスな…