フランコ

沈丁花のフランコのレビュー・感想・評価

沈丁花(1966年製作の映画)
4.0
当時42歳ながら平然と32歳に扮する京マチ子がキレイ過ぎる。司葉子もぶっ飛びすぎてて『秋日和』と同じ人とは思えない。小津映画みたいなストイックなタイトルながら、ゆるくて幸せなコメディ。と思ってると「本日休診」の看板のシーンや、鏡を見ながら白髪を抜く京様のシーンなどでのメルヴィルばりのサスペンスフルなズームイン・アウト、星由美子のシーンにおけるやたらドラマチックな音楽、極め付けは取り残される杉村春子のガチな演技にやられる。

2018/5/7 神保町シアター
フランコ

フランコ