川下り経験の豊富な妻ゲイルは夫トム、息子ロークとともに川下りを楽しんでいた。途中で立ち往生しているウェイドとテリーのふたりを助けて、2艘のボートでしばらく進むが、ウェイドたちに不信感を持ったゲイルたちはウェイドたちから別れようとする。しかし、ウェイドは銃でゲイルたちを脅し、川下りを強要する。
川下りを楽しんでいた家族が親切で助けたことが災いになる展開で、観ていてフラストレーションが溜まりました。
ゲイル（メリル・ストリープ）は川下りの達人として非常に頼りがいがあって、操船の指示をしながら自らもオールを漕ぐ姿が様になっていました。また、母親としての肝っ玉の据わったところがあり、ウェイドに脅されている状態でも言うべきことは言うところが好印象でした。
ウェイドとテリーは強盗犯なのですが、ウェイド（ケヴィン・ベーコン）の性格が怖いものなしの狂いっぷりで、精神的に壊れているような雰囲気があって、怖さを感じる良いキャラクターでした。
難所の川下りのシーンは思った以上に迫力があって、ボートが度々垂直に近い角度で川下に落ちるので、驚きました。ウェイドたちもおとなしくゲイルの指示に従うしかなかった様子が分かりました。
川下りの迫力と強盗犯とのスリリングなやりとりを楽しめる作品でなかなか面白かったと思います。
鑑賞日：2022年11月6日
鑑賞方法：BS/CS BSテレビ東京
