阿賀の記憶のTagTakのレビュー・感想・評価

『SELF AND OTHERS』の死者を映画の中で蘇らせる試みが拡張され、あの世が現前する途方もない映像体験。光が白く飛んだ映像とノイズ音によるエフェクトが白昼夢のようなイメージを与える。誰もいない民家の空間が死者の不在を際立たせ、もう会えない人々を思い忍ぶ気持ちに落涙。