何年ぶりに観たんだろう。とてもおもしろかった印象しか残ってなくて、ほぼ初見レベルの再鑑賞。やはりおもしろかった…考えさせられる点は色々あるのに終始テンポよく進む。コメディは正義。
書物ばかり読んで知識はあるし地位もあるが年老いた教授が、悪魔に魂を狙われて(悪魔の策略なのだが)失った青春を返してもらい若さを手に入れる。若くてかっこよくて富も名声もあって…というのは夢のようだけど。悪魔のやり方はとてもシンプルで、人間の弱さをついている。あんなに真面目にやってきた人でもあの感覚になるのは当たり前。怖い。
年老いた教授が青春を取り戻し若さを喜ぶ様を36歳という若さで亡くなったジェラールが演じ、彼自身は若さを保ったまま、今なおスクリーンで生き続けている訳で。何だかすごく不思議な感覚。でもやっぱり生きていたら、もっともっと色んな作品で活躍しただろうに、と改めて残念に思う。