Melko

パンダコパンダのMelkoのレビュー・感想・評価

パンダコパンダ(1972年製作の映画)
3.8
「うわぁ〜い!なんかあたしドキドキしてきちゃった!」(おパンツ丸見え逆立ち)

「いや実にいい!特に、竹やぶがね(◉=ω =◉)」

切ない話を見た後に元気をもらいたくて。

やっっっと見れたぞ!パンダコパンダ!!🐼
1972年12月17日公開
原案・脚本・画面設定 宮崎駿
演出 高畑勲
ジブリが誇る伝説のコンビの、THE☆お子様向けアニメ!

だが、何だ!?この、漂うシュール感!!!
おばあちゃんを気にかけつつ一人暮らし謳歌したいミミコ スカートの丈が短すぎて、パンチラどころかおパンツ丸見えだ!声も相まって、もうハイジだ!
見ず知らずの人の家の裏の竹を食い荒らした挙句に、その子のパパになりましょうと申し出るサイコ具合なパパンダ!常に瞳孔が開いてる!顔立ちがもうモロトトロだ!
そんなパパンダの息子 コパンダのパンちゃん 小さい身体に似合わず怪力で石頭だ!やたら喧嘩が強い上に、ものすごいトラブルメーカーだ!

これは子どもの頃に見たかったなあ〜
冷静に考えるとツッコミどころと「んな、アホな」しかない設定と画面!
でもこうゆうアニメにそんなのナンセンス
若干狂気を感じるやり取りの上に、微笑ましい2頭と1人の家族。
マトモな事を周りでやいやい言う大人がうっとうしく感じて、「ミミコ達をほっといてあげて!」と思ってしまう、不思議!

嬉しかったら逆立ち!
私運動神経良くないから、あんなに華麗に逆立ちできない…
うらやましい…

理詰めで探求好きなイメージの高畑勲
こんなにファンタジーファンタジーした作品も撮ってたんだなあ、と。

声優たちも往年のメンツが揃っていて、特に個性を出しつつちゃんと淡々とこなす山田康雄の存在感がやはりすごい。
あとパンちゃんの声が予想より2オクターブぐらい低くてビックリ笑

なめらかスピーディーなキャラの動きに、最低限のように見えてちゃんと色々描かれている小物や背景
なるほど、お子様には良いアニメの入門編だ

パンダに囲まれる生活も、悪くないかもね…?

ちなみに、主題歌の歌詞をずっと
パンダコ パンダコ パンダ
だと思ってた…
パンダ パパンダ コパンダ
だったのね……
しかも歌ってるのが水森亜土…?!
あの人歌手だったのか…!!

自分の子どもと見たいなあ。
子どもと一緒にツッコミまくりたい笑
Melko

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