それほど期待もせず、CSの留守録を再生。
ロック・ハドソンとカーク・ダグラスの二枚看板。
続くクレジットにドロシー・マローン、ジョセフ・コットン、キャロル・リンレー、ふ~ん。
さらにネヴィル・ブランドやジャック・イーラムの名前も発見。ほー。
音楽はアーネスト・ゴールド、脚本ダルトン・トランボ、監督ロバート・アルドリッチ。
おっとっと、だんだんと高まる期待。
お尋ね者(ダグラス)とそれを追う保安官(ハドソン)が、人手を集めている牧場主(コットン)とその妻(マローン)、娘(リンレー)に協力し、カウボーイとして雇われ1,000頭の牛を運ぶことになりますが、道中さまざまなトラブルが・・・
ハドソンとダグラスは登場してしばらくはどちらが悪役かわからないまま物語が進行。
原題は“The Last Sunset”(最後の日没)なんですが、邦題が浮きまくってます。
この大そうな邦題でダグラスの愛用銃がデリンジャーというギャップ。
マローン(『ワーロック』『最後の航海』)は出演作は何作か見ているのにあまり記憶はナシ。このとき既にアカデミー助演女優賞を獲っているようですけど。
コットン(『第三の男』)はかなり老けて見えますが、意外やこの時56歳。まだキャリアど真ん中で、出稼ぎでマカロニ・ウェスタンに出るより前。
頬っぺたプックリでとても可愛いリンレー(『バニー・レイクは行方不明』)は当時まだ19歳。『ポセイドン・アドベンチャー』で“モーニング・アフター”を歌うのはこの11年後(モーリン・マクガヴァンの吹替ですけど)。
旅の途中で雇われる3人組は人相からして悪役度100%。なんせその内2人はまだチンピラ役時代のブランドとイーラム(笑)
スタッフ・キャスト共に通好みだし、なかなか異色の展開。
しかしながら期待した割には今ひとつというのが正直な印象でした。