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マダムと泥棒のkazu1961のレビュー・感想・評価

マダムと泥棒(1955年製作の映画)
3.6
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-396 再鑑賞
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-566

🖋とてもブラッキーでシュールなコメディ!!イギリス映画らしさが満ち溢れていますね。邦題そのままの『マダムと泥棒』、泥棒たちのキャラクターの面白さと、何と言ってもちょっとズレた感覚のおばあさんの存在が圧巻ですね!!

🖋おばあさん役のケイティ・ジョンソン、
ズブの素人で映画出演もこの1作のみというから驚き。。。とてもこのとぼけた感の存在感は名優さながらです。メイクを施した若きアレック・ギネスの怪演も良いですね。

🖋本作、現金輸送車の現金強奪を目論む強盗団が、ある老未亡人の部屋を借りたことから巻き起こる騒動を描いたコメディ映画です。アレクサンダー・マッケンドリックが監督、アレック・ギネスが強盗団のリーダーを演じました。ありがた迷惑なお節介を焼くお人好しの英国おばあさんをケイティ・ジョンソンが演じています。強盗団のメンバーとしてピーター・セラーズ、ハーバート・ロム、セシル・パーカーらが脇を固めています。

🖋冒頭、おばあさんが警察署長に宇宙船の話をしにいくのが巧い、エンディングでの伏線回収に繋がります。そしてクライマックスの闇夜、蒸気機関車の煙などもとてもイギリス的、少しブラッキーなエンディングでしたがとても楽しめる作品でした。

🖋2004年にコーエン兄弟が『レディ・キラーズ』というタイトルでリメイクを手掛けており、リメイク版にはトム・ハンクス、イルマ・P・ホール、マーロン・ウェイアンズらが出演しました。

😌Story:(参考: allcinema )
老婦人が営む下宿に五人の男たちが部屋を借りる。彼らは楽団員でここで練習をさせてほしいというが、実は現金輸送車を狙う強盗団だった。お節介な老婦人に邪魔されながらも彼らは計画を練り、ついに実行に移すが……。

🔸Database🔸
・邦題 :『マダムと泥棒』
・原題 :『The Lady Killers』
・製作国 : イギリス
・初公開 : 1956
・日本公開 : 1957/12/24
・上映時間 : 97分
・受賞 : ※※※
・監督 : アレクサンダー・マッケンドリック
・脚本 : ウィリアム・ローズ
・原作 : ※※※
・撮影 : オットー・ヘラー
・音楽 : トリストラム・キャリー
・出演 : アレック・ギネス、ケイティ・ジョンソン、セシル・パーカー、ピーター・セラーズ、ハーバート・ロム

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
若手の脚本家ウィリアム・ローズのオリジナル・シナリオを「成功の甘き香り」のアレクサンダー・マッケンドリックが渡米前にイギリスで監督したスリラー・コメディ。撮影監督はオットー・ヘラー、音楽はトリストラム・ケリイー。主演は「戦場にかける橋」のアレック・ギネス、「完全なる夫」のセシル・パーカー、「戦争と平和」のハーバート・ロム、「文なし横丁の人々」のダニー・グリーン、新人のピーター・セラーズ、七十七歳の老女優カティ・ジョンソン。
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