かや

シッピング・ニュースのかやのレビュー・感想・評価

シッピング・ニュース(2001年製作の映画)
3.1
哀しい過去を受け入れ新たな土地で再起に向かう男の物語。

サイダーハウスルールに続いて、またまたラッセハルストレム監督作。
有名ベストセラー小説の映画化。


ラッセハルストレムっぽいの一言で片付けれることもないんだが…笑
本作も重いテーマを優しさと音楽と景色で包み込むような作品。

出てくる人たちがほとんど哀しい過去を背負って生きている。
主人公はそのせいで自尊心のない気弱な人間として描かれている。
でも人間は程度は違えど、必ずしも哀しい出来事を経験し、そんなトラウマと闘うことがある生き物で、
そういった過去の出来事を自分と向き合って受け入れることで、人間は前に進み成長することができるというメッセージが込められていると思う。

サイダーハウスルールを観たばっかってこともあり、テーマの一貫性を感じる。

じゃあそれを素直に受け取れるようなストーリーかと言われると微妙。
原作読んでないけど、そこまで映画向きではなかったのでは。
ギルバートグレイプやサイダーハウスルールよりも全体的に暗いイメージでノリきれなかった。


主演はケヴィンスペイシー。
変人演じさせたら最高(誉めてる)な人で、癖があればあるほど最高(誉めてる)なんだが、本作は普通の弱そうなお父さん。
でもこれはこれでありだと思う。
その上司役にピートポスルスウェイトを使うというユージュアルサスペクツのあの人たちが!!ってテンションが上がりました。
なんせユージュアルサスペクツ大好き。

登場シーン少なめだが、ケバいチャラいケヴィンスペイシーの奥さん役のケイトブランシェットの印象が大きすぎて、ヒロインって言ったらおかしいが、メインのジュリアンムーアの印象が消えた。
ケイトはこんなんやってたんだって驚いたし、ジュリアンを見て今の老けてなさに驚く。


徐々に監督作の同じ雰囲気に飽きてきたこともあり、ギルバートグレイプやサイダーハウスルールの方が楽しめたのは事実。
正直面白いって言えるような内容ではないですし、ラッセハルストレム監督作が合ってるって人と、ケヴィンスペイシー、ケイトブランシェットファンにはオススメです!