甘味

コミック雑誌なんかいらない!の甘味のレビュー・感想・評価

4.0
うわーうわー、面白かったよこれ。80年代の傑作邦画にまた出会っちゃったよ私。嬉しい!

内田裕也主演・脚本で、ピンク映画出身の滝田洋二郎が初めて一般映画の監督を務めた本作。
ロケンローシェケナベイベーなキャラとは真逆の芸能リポーターに扮した内田裕也が、当時の時事ネタに突撃取材しまくる内容。因みにモデルになった事件はというと、
・豊田商事事件
・豊田商事会長刺殺事件
・日航ジャンボ機墜落事故
・山口組と一和会の抗争(山一抗争)
・ロス疑惑
・松田聖子と神田正輝の結婚
等など…
(因みにまだ小さかったから上記のニュースの記憶はほとんど無いけど、日航機墜落事故の映像だけは鮮明に覚えてる。幼心にあれは相当ショックだった)

この映画の凄いところは、何と言っても御本人登場~!!のオンパレードな所。ロス疑惑の突撃取材シーンで渦中だった筈の三浦和義本人が出てるのが一番ビビった。
他も桃井かおりやおニャン子クラブ(国生さゆり可愛い)、逸見正孝アナウンサーがニュース読んでたり…(亡くなられた当時が思い出されて泣ける)
松田聖子の結婚をネタにしときながら、結婚前に付き合ってた郷ひろみをホスト役で出してたりだとか。
バーで安岡力也と桑名正博(どちらも本人役)が内田裕也に絡んで「ロックを分かってない」って批判するシーンはちょっとシュール過ぎてわろた。
この大集合っぷりからして、当時の内田裕也の人望の厚さが伺い知れる。めちゃ愛されてたんやな…

そうやって豪華絢爛キャストにすげーすげー言ってたら、最後たけしに全部持ってかれるって言うね。あのイっちゃってる目。完全に憑依してる。変な関西弁気になるけど、何かそれすらも狂気。

そしてラストの一言、からの象徴的なシークエンス。
やられた…完全に痺れまくった。間違いなくロケンローラー内田裕也の映画でした。揺るぎなきロックここにあり。くぅー!最高!