コリ

運命を分けたザイルのコリのレビュー・感想・評価

運命を分けたザイル(2003年製作の映画)
3.5
アンデス山脈にある前人未到のシウラ・グランデ峰登頂に挑んだ雪山で起こった遭難事故を忠実に再現した奇跡の生還劇。
二人の男(サイモン、ジョー)のドキュメンタリー。

雪山登山の映画では「エベレスト3D」も凄かったですが、
こちらも緊張感が半端なく凄まじかったです!

無事に登頂できたが下山で遭難し、ジョーは片足を骨折してしまい宙吊りの状態の中、サイモンとジョーとの間で繋がれたザイルを切断しないと2人とも転落してしまう絶体絶命の危機で、「ザイルを切断する」という苦渋の決断は辛かった・・・。

ザイルを切断され、クレバスへ転落し奇跡的に命は助かったが、まっ暗なクレパスに取り残された絶望感と孤独感が切なくて悲しかったです。

体力的、精神的にも限界を超え、なんとしても生還したいとう気力だけで、先が全く見えない絶望的な状況で、とにかく20分だけ動くという目標を立て、想像を絶する痛みに耐えて引きずりながら、キャンプ地まで戻ろうとする行動は壮絶で見てるのが苦しい・・・。

サイモンが、相棒(ジョー)を裏切った罪悪感で精神的な苦痛も辛いし、ジョーが、自分を見捨てたサイモンを恨むことなく、「サイモン!、サイモン!!」と叫び続けるシーンは感動し泣けました・・・。

どうやって撮影したのか気になりますが、大自然の中での命掛けの映像は、とてつもない恐ろしさが感じられ、圧倒されました。