みおこし

ヒット・パレードのみおこしのレビュー・感想・評価

ヒット・パレード(1948年製作の映画)
3.6
1941年のハワード・ホークス監督作『教授と美女』の、監督ご本人によるリメイク。主演はゲイリー・クーパーからダニー・ケイ、バーバラ・スタンウィックからヴァージニア・メイヨに変更。
ストーリーはほぼ変更なし、設定として各学問の教授だったのが、音楽学の教授に変更されていて、ミュージカル要素が新たに盛り込まれた点。

オリジナル版でもジーン・クルーパンが出てきましたが、今回はさらにパワーアップ!ルイ・アームストロング、トミー・ドーシー、チャーリー・バーネット、ライオネル・ハンプトンなど、錚々たるミュージシャンたちが本人役で登場、最高の演奏を見せてくれるのが醍醐味。しかもあのベニー・グッドマンが7人の教授の中の一人に扮していて演技を見せてくれます!(笑)
「ベニー・グッドマン?誰それ?」なんて自虐ネタも言ってくれた後に、華麗なクラリネット演奏のシーンに入る小粋な演出も鳥肌ものでした。

カラーになってさらに明るい印象の作品になったのは良かったのですが、個人的にはゲイリー・クーパーとバーバラ・スタンウィックがハマり役かつ好きな役者さんだったので、今回の二人はあまりしっくり来ず...!ダニー・ケイもヴァージニア・メイヨも本当に素敵なのは間違いないのですが!!
胸キュンシーンも前作の方がモノクロの画面に映えて好みだったのですが、今回の某「ヤムヤム」シーンも可愛くて好き!

高評価も納得の快作でした。前作と合わせてご覧あれ!
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