斬ることに憑かれ理由なく通りすがりの人すら斬殺する邪悪な侍、机竜之介を描いた時代劇。そんな男を主人公に据えているので全編おかしいけど終盤はなにもかもが異常。サイケデリックな映像に凄惨な殺陣。なにもか…
>>続きを読むジム・ジャームッシュ御大をして「美しくて残忍で、人生で観た中で最もニヒリスティックな映画だ」と言わしめた、岡本喜八監督による“USA三部作(※アメリカで評価された自身のサムライ映画3本)”の1つ。
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このレビューはネタバレを含みます
サイコパス浪人、机竜之介。
結局、兵馬との果し合いは描かれず、島田虎之助と打ち合うこともなく、中途半端な感じでラストを迎えます。
個人的には兵馬との果し合いシーンで裏宿の七兵衛が「お前は確か大菩薩峠…
闇落ちペシミストな剣士・仲代達也の無常感。
著名な原作ありきでいつもの喜8ぶりは控え目ながら、おじいちゃんの笠越しの登場や終盤の狂気に取り憑かれたご乱心の多視点カメラワークなどさすが。94人斬ったと…
岡本喜八監督のダークな時代劇。
クズだけど最強の侍が主人公という、なかなか面白いコンセプト。終始ドロドロした恐ろしい空気が漂う傑作。
仲代達矢の悪魔じみた演技が最高。
ニヤついた表情と目がコワイ…
「大菩薩峠」のことを何も知らないで視聴したのちググる。
時系列は同監督作「侍」で扱った「桜田門外の変」のすぐあとくらい。水戸の天狗党の生き残りという触れ込みで芹沢鴨以下、新撰組の面々も登場する。んだ…