けーはち

魔界転生のけーはちのレビュー・感想・評価

魔界転生(1981年製作の映画)
3.6
吉利支丹弾圧にて非業の死を遂げた後、信ずる神を禍ツ神に乗り換え、魔界より転生する天草四郎時貞──過去の英雄、剣豪が魔界族として蘇る、名作伝奇時代劇。その魂は後のサムライスピリッツやFate等ゲーム文化へ受け継がれることになる。

★言うまでもなく、超豪華俳優陣!侠気、狂気、色気あり。監督は深作欣二で、エロ・グロ・ナンセンスの空気たっぷりだが、一方で歌舞伎めいた間合いや見栄の切り方が荘重。今や見られないこれぞ正調、時代劇!劇伴も70年代のプログレ風に多彩で軽快かつおどろおどろしいサウンドが良く画に合う。そりゃ今見りゃトロい部分も特撮効果のチャチい部分もあるわけだが名作は名作。紅蓮の炎にまかれての最終決戦はアツい!(物理的にも)