魔界転生の作品情報・感想・評価 - 3ページ目

「魔界転生」に投稿された感想・評価

さまざまな媒体でメディア化され影響力絶大なだけあって、濃い味で最後まで血が滾る危険な映画でした…
好きなシーンもセリフもたくさんあって選べないんですが、ガラシャの笑い声が今も耳に響いて心地イイ。

和風アクション和風ホラー和風エロスの大盤振る舞いで楽しかったです。狂った一揆の大行進!嗚呼不気味!
真田広之と沢田研二のBLシーンよりも……

深作欣二監督の本気
昭和の鬼才が放つ 時代劇の名作
本当に火を放ち 撮影に臨んだ 製作陣の覚悟が伺える 背筋が伸びる映像に驚愕
燃え盛る屋敷 焼け落ちる柱
勢いを増すオレンジ色の炎が
獣のように 咆哮する
肺も焼けそうなほどの熱気の中
剣豪と謳われた若山富三郎と
それを受けて立つ千葉真一の 師匠と弟子の真剣勝負 時代劇研究家の春日太一氏の仰せの通りプロレスの大一番の対決
名勝負をしかと目撃し 大満足なのだ

当時の私の目が如何に節穴だったか 又、視点を変えるだけで 景色が一変することも学んだ それを教えてくれた春日さんには感謝しかない

このレビューはネタバレを含みます

1981年邦。原作は山田風太郎の『おぼろ忍法帖』(1967年)。天草四郎時貞が、復讐のために悪魔の力を借りて蘇り、この世に未練を残して死んだと思われる聖人や英雄、高僧といった徳高い人々を次々と蘇らせ、徳川幕府の転覆を謀るという神をも恐れぬ物語設定。九州が地獄みたいに描かれているのが味わい深い。江戸城炎上のラストは、タランティーノの歴史改変物にも影響を与えたのでは。ジュリーの「誘う男」ぶりもいいけど、黒い皮袴姿の千葉真一がとにかくかっこいい!「目に見えるものだけが敵ではない/ 己の業と運命に立ち向かえ」。
jojo

jojoの感想・評価

4.4
島原の乱で死んだ天草四郎が魔界の力によりこの世に復活。
同じくこの世に未練を残した宮本武蔵らを手下にし人間達に復讐を図る!
それに立ち向かうは千葉真一演じる柳生十兵衛!

古くは「仁義なき戦い」、新しい物で「バトルロワイヤル」を撮った深作欣二監督のパワーある演出と千葉真一の貫禄、そして沢田研二演じる天草四郎の妖しさが融合した邦画の傑作映画!
doragon

doragonの感想・評価

3.0
若山富三郎がやばい
演技を極めると妖気を出せるようになるのだろうか
殺陣の合間のんん〜ってやるやつが生々しくて
あれどうやるのだろう
この映画、久しぶり観ました
個人的にはこの映画は見る度に、終盤15分だけのためにあるなぁと思ってしまいますねー
やはりあのリアル炎上の中での千葉さんと若山さんの対決とジュリー!あの迫力満点のシーンだけ観れば大満足な映画だと思います。今回も例外なくでした
テレビ、ビデオ、DVDなどで何度も見てるけど邦画の中で最高に好きな作品!
沢田研二と千葉真一が天草四郎と柳生十兵衛を演じる伝奇アクション時代劇。最初から最後まで一瞬もダレることない展開。
特に千葉真一と若山富三郎の殺陣は歴史に残る緊張感、かっこよすぎる。
ラストの沢田研二と千葉真一と決闘も妖しくも激しい。首持って飛ぶとはね!他にも緒形拳の宮本武蔵、室田日出男の宝蔵院、丹波哲郎の村正、成田三樹夫の松平伊豆など配役が素晴らしい!
深作欣二監督による永遠の傑作!
繰り返し何度も漫画化・映像化される『魔界転生』はむしろ時代小説の巨匠・山田風太郎による原作よりもこの深作欣二・監督による映画版の影響が大きいと思います。
原作を忠実に漫画化し先日完結したせがわまさき・画『十・魔界転生』がとにかく柳生十兵衛と魔界衆が戦う→勝つ→戦うの繰り返しだけで最後も非常にこじんまりと小さく纏まっててスケールが小さい感じだったのですが、思えばコレは原作そのままで、何で原作はあんなに面白いのに漫画はダメなの?とそのままビジュアル化してもいい訳ではないと思ったのでした。
ゲッターロボで知られる石川賢・画による『魔界転生』が、この映画版に並ぶ傑作です(断言)
風太郎忍法帖✖️クトゥルフ神話✖️MAD MAX2と言った感じのとにかくメチャクチャで、しかしコレもこの深作欣二映画版があり、その影響は大だと思います。
魔界衆のメンバーや転生シーン等、端折れる所は思い切り端折り柳生十兵衛VS天草四郎を骨子に『甲賀忍法帖』は10VS10のチーム戦だったのに対してあくまでも十兵衛一人の孤独の戦い、千葉真一演じる十兵衛がとにかくビジュアル含めこれ以上の十兵衛はないくらい完璧です。
原作では途中でやられる雑魚キャラの天草四郎をボスキャラに持ってきたのも成功、沢田研二演じる天草四郎は辻村ジュサブローの衣装とこの頃の沢田研二の美しさとカリスマ性と相まって正にバケモノ的なラスボス感に溢れています。
不死身の魔界衆をどうやって倒すのか?と言う方法として「妖刀・村正」を使ったのも大正解。
「仏におうては仏を斬り、魔物におうては魔物を斬る」と言う問答無用のマジカルソード、この「村正精製」のエピソードも怪物を倒す為の新たな武器精製のファンタジーモノではお約束のエピソードで、この新たな村正を使った宮本武蔵との巌流島での決闘、原作ではクライマックスのこの場面を途中にして炎逆巻く江戸城で柳生十兵衛VS柳生但馬守の親子対決、村正VS村正を最後に持ってきたのも大正解だったと思います。
以前、2003年版は観たんですが、こちらは恐らく初めて。
天草四郎時貞のイメージは未だに、本作のジュリーの影響がかなり大きいんだろうなぁ。まぁ、千葉十兵衛もそうでしょうが。
真田広之さん演じる伊賀の霧丸が、『柳生一族の陰謀』のハヤテと殆ど見分けがつかないかも知れない、と思ったり……。
山田風太郎の原作、今こそ映画化するべきでは?よくある漫画原作ではなく。まあお客さんは入らないか。

沢田研二の漂わせる色気というのは何なのか。ときめきに死すや太陽を盗んだ男を見返したくなる。

千葉真一流石の貫禄。映画俳優たるや。

アクションも素晴らしく、セットや美術、効果のお金の掛け方が良い。