たぶん私が見た初めてのホラー作品。
子供の頃、この作品を観て怖くて怖くて・・。
作品としては、特撮ブームの中での松竹の作品で、真っ直ぐなSFホラー。
ハイジャックされた旅客機の原因不明な墜落から、9人の生還者が。旅客機をベースにして救援隊を待つ。しかし、犯人が何物かに憑依され人を襲う。
旅客機の密室状態の中での、各生還者の人間模様も丁寧に描かれていて、エゴむき出し感が良かったです。
「仁義シリーズ」の金子信雄なんか、嫌らしさ満開で、殺される時に「あらら」って感じ(笑)
特撮パートは、「ピープロ」が担当していて、結構よく出来ていて。この時代としては円盤とか、各役者のギニョール、液体生物のリアル感など東宝作品にも勝るとも劣らないと思いました。
ちなみに、この作品の円盤は「宇宙猿人ゴリ」に流用されてます。
やはり、日本の特撮作品はいいですね。
しかし、もう少しセンスのいいタイトルは考えられなかったのかな・・。