ワルキューリ

吸血鬼ゴケミドロのワルキューリのレビュー・感想・評価

吸血鬼ゴケミドロ(1968年製作の映画)
3.3
爆弾テロ騒ぎが起きた航空機の前に突如謎のUFOが現れ、航空機は墜落する。奇跡的に生き残った乗客乗員だが、墜落地点は分からず救助の見込みも立たない。
助けを待つ彼らの中にいた強盗犯はUFOが放つ怪しい光に囚われ、吸血鬼ゴケミドロとなって人間を襲い始める――

ゴケミドロの描写はさすがに今からすると厳しいものの、人間の肉体の脆さを映しとったような塑像が散る画は儚さと不気味さがあいまった演出。
北村英三、金子信雄の死を前にしながら恩讐をぶちまけるやり取りと他人を犠牲にしても生き残ろうとする生臭さは『新感染』でも感じるところだった。
ロケ地がいつもの採石場なのはご愛嬌w