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修羅雪姫 怨み恋歌のトシオ88のレビュー・感想・評価

修羅雪姫 怨み恋歌(1974年製作の映画)
3.5
前作で殆ど死んでしまった修羅雪姫と思っていたが、どっこい生きていた。追手の警官を殺しまくり最後は原田芳雄の目の前で縛に就く。死刑場に移送中に謎のおたふく仮面を被った連中に救われる梶芽衣子。連れて行かれたのはSRI牧こと岸田森が権力を振るう特高警察のアジト。死刑免除の代わりに刺客としてタンポポ伊丹十三の殺害を命じられるが…が主なストーリー。梶芽衣子が女中として住み込みする伊丹の家で、伊丹にお尻触られてやめてください旦那さまって、日和ったか!修羅雪姫!
刺客になる動機も、その後の展開も何だかなあと言った感あり。ゴア描写も貧民窟の描写も令和では出来ない内容ではあるが、肉親の復讐を軸に展開した前作との比較は酷かもしれない。因みに岸田森の最後は殆ど血を吸う薔薇、そして原田芳雄の最後は殆ど松田優作であったことも記しておきたい。
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