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十二人の怒れる男のhachiのレビュー・感想・評価

十二人の怒れる男(1957年製作の映画)
3.3
信念の美しさと、偏見の愚かさ。

たとえ、味方がいなくとも自分が正しいと思うことを貫く意思の強さが必要。
その姿勢が敵を味方に変え、良い流れを作る。

誰しも多かれ少なかれ偏見を持っている。
皆が言うから、、、
子どもはこんなもんだ、、、など。
でも、それが真実を見る眼を曇らせる。
根拠の無い、偏見に満ちた意見ほど、ダサいものはない。

それにしても、
最後の一人が意見を変えたシーンから、
主人公が一人去っていく一連の流れには、鳥肌が立ちっぱなしだった。
その時、バックで流れている音楽も秀逸。

やっぱり、
映画の醍醐味は後半にあり!ですね。
諦めない者にのみ、
幸運の女神は微笑む。
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