Ryo

十二人の怒れる男のRyoのレビュー・感想・評価

十二人の怒れる男(1957年製作の映画)
4.5
終始おもろい。
12人のやさしい日本人を見たことがあり、原作の方の今作を改めて視聴。
レベルが違う、カット割り、演出云々よりともかく面白い。役者の白熱した演技も素晴らしいが、作品を視聴する体感時間が非常に短く感じる、引き込まれる。
12人のやさしい日本人の日本版も小さい頃から見ていて好きだったが、アメリカ版は群を抜いている。
凄すぎる映画の凄いところって、良いところの理由があまり言えなくなるところ。

最後の有罪派の人の長回しの語って語って、泣き崩れるシーンは本当に泣きそうになった。

12人のおっさんがなんの変哲も無い部屋で、特殊効果もなし、しかも白黒映画で、話し合うという内容なのに、何故か黙って見ていられる。
これぞ名作の所以。
Ryo

Ryo