たむランボー怒りの脱出

西部の人のたむランボー怒りの脱出のレビュー・感想・評価

西部の人(1958年製作の映画)
4.5
どこか陰惨な雰囲気に満ちた映画。この時代のアメリカ映画にしては結構なイヤさがある生々しいシーンがいくつか。

ラストのアクションシーンにおける高低差表現の連発具合がすごい。人物の配置を水平ではなく垂直にするだけでこれだけ面白くなる、これこそ演出!
ゲイリー・クーパーが空間的に「上」にいる敵を次々に倒していくのだが、最後に倒す敵が他ならぬ「下」にいるということで苦戦を強いられるというのがまた良い。