このレビューはネタバレを含みます
ドミニク・ヴィヴィアン・デノン男爵が18世紀に発表した唯一の小説「明日なき恋」を元にした、ルイ・マル監督長編第二作。
長編デビュー作『死刑台のエレベーター』で主演したジャンヌ・モローをヒロインに、ひとりの主婦の不倫愛による情熱と官能に目覚めるまでを描く。
公開当時、モラルに脱したストーリーに対し、風紀上いかがわしいという批判が持ち上がったが、同時に高い評価も受け、ヴェネツィア映画祭審査員特別賞を受賞。ブラームスの重厚にして流麗な弦楽六重奏曲と、アンリ・ドカエの美しいモロクロ撮影が冴える。
(但し、画質はあまり良くなかった)
2022/06/06 DVD
ルイ・マル監督作品12作目の鑑賞。