敵キャラクターは魅力的だし、戦いは派手でカッコいい。
ワンピースの良さがちゃんと出てる。
ただ、脚本が微妙。
ワンピースは本当に大好きです。
漫画はほとんど持ってるし、今でも週刊少年ジャンプで毎話楽しみに思いながら、読み続けてます。
ワンピースの最大の魅力って、
・魅力的な敵キャラクター
・能力を駆使した、少年心をくすぐる
ようなド派手な戦いの純粋なカッコよさ
・壮大なストーリーをつなぐ伏線
・未知の島を冒険する楽しさ
だと、個人的に思ってて、好きなキャラクターを言い合ったり、ストーリーの考察をしたり、常に読者の2歩先を歩いて、考えられないほど壮大で緻密な世界観を見せてくれることが、
ワンピースに込められた楽しさ、面白さだと思ってます。
ゆっくり時間をかけてキャラクターを掘り下げるからこそ、戦いの重みとインパクトがあり、勝った時に感動がおこるし、戦いの中で強くなることへのプロセスがちゃんと描かれてる漫画,アニメ版と比べて、
映画版は、2時間という尺に収めなきゃいけないからか、そのドラマが薄い。
だから、戦いの中で強くなる流れが急すぎて、信憑性がないし、ロジックがまったく理解できない。
さっきまでボコボコにやられてたのに、なんでいきなり優位に立ててるの?
っていうのが、違和感でしかないです。
根性論なのは分かるけど、漫画、アニメ版はそこをもっと丁寧に描けてました。
コスチュームデザインはカッコいいんだけど、戦いのためにいちいち着替え直してると思うと、正直しらける。
ワンピースってファンタジーだから、人間の領域を超えた世界観を受け入れるしかないんだけど、その世界観の中にも最低限のリアリティラインってものがあるんだから、そこはちゃんと守ってほしいです。
フィルムシリーズでは1番好きだし、ワンピースらしさは出てるけど、映画版の悪いところも出ちゃってる作品。
せめてシキの話はメインストーリーでやってほしかったな…