ししまる

ゾンゲリアのししまるのレビュー・感想・評価

ゾンゲリア(1981年製作の映画)
2.8
1981年のホラー。海辺の村で連続殺人が発生、捜査する保安官ダン(ジェームズ・ファレンティーノ)は、死者たちが蘇っていることに気づく。
原題は「Dead & Buried」(死と埋葬)。ひどい邦題の代表作で「サンゲリア」(79)とゾンビをくっ付ける安易さ。まあサンゲリアも「サスペリア」(77)風にした日本独特の造語だが。
個人的に80年代ホラーは大好き。本作は陰鬱な雰囲気で残虐描写もあるが、安っぽさは否めない。音楽も冒頭とエンドロールの哀愁漂うメロディー以外は安直。ただ、保安官が謎に迫るミステリー要素もあり、現代的にうまくリメイクすれば面白くなりそう。
ちなみにゾンビものの一つだが、本作の場合、人為的に作られたもので、見た目は普通かつ喋る。
脚本は「バタリアン」を監督したダン・オバノンら。興行的には失敗したが、隠れたゾンビ映画としてカルト的人気がある。
4Kレストア版もリリースされているが、今回鑑賞したのは通常DVD版で、画質の粗さがかなり目立つ。
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