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あ・うんのmnのレビュー・感想・評価

あ・うん(1989年製作の映画)
4.0
プラトニックラブとは何たるかがほんの少し垣間見えるような作品。
個人的には、「ヤクザもの期」を過ぎて「優しいおじさん期」に入った健さんの中で1番好きな作品。
門倉が水田家にやってくる冒頭のシーンとか本当に好きだなー。

たみがなんともかわいらしくて。
奥方がいるのに、実らないとわかっているのにどんどんたみに心惹かれてしまう門倉の気持ちがとても自然に伝わるし、汚らわしさが全くない。水田なんかと別れて門倉と一緒になればいいのにってちょっと思いつつ、たみが水田と結婚したのもなんかわかるな〜と納得させられちゃう。

雪降る夜に、門倉が「行きなさいさとこちゃん。今日はもう帰ってこなくても良いよ、おじさんが責任取る」と赤いエリマキかけてあげて恋人を追いかけさせるシーンは何度見ても格好良い。こんなおじさん知り合いに欲しいし色々相談聞いてほしいわ。
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