アンディin Japan!
全編日本ロケを敢行したアンホイの意欲作を鑑賞
ヤクザのゴタゴタに巻き込まれたチェリーチェンを助けたアンディ、しかし彼もそれによって狙われて…というストーリー
本作は実際にあった中国人留学生の自殺事件から着想を得た作品らしい
本作を見て一番に思ったのはどっちつかずな作品ということ
アンディらの逃避行を描くアクション映画をやりたいのか、遠く離れた異国の地で苦労する人々の姿を描くドラマをやりたいのか…そのどっちつかずな感じのせいで映画全体が中途半端になってしまっていた
撮り方だったりセリフも半分ぐらい日本語だったりと結構力を入れてるんだけど、これ!というポイントがこの映画にはないのが残念
石田純一とかカッコいいんだけど、彼のせいでアンディとチェリーの関係性が薄くなっちゃってるな…なんて思ったり人間関係がうまく処理できてない気もした
そんな感じでアクションはそこまでない
倉田先生が出演しているけどなんとアクションはなし
アンディも暴れるけどそこまで殴ったり蹴ったりはなく、やられるのが多め(受け身が上手い!
一番ちゃんとしたアクションシーンはなんだったろう…と思い返すと意外にも石田純一の立ち回りがしっかりしていて見応えがあった
全編これぐらいのテンションでノンストップアクションをやってくれれば…とは思わずにはいられなかった
力を入れているのが分かるだけに惜しい一本でした