外は雨

バルタザールどこへ行くの外は雨のレビュー・感想・評価

バルタザールどこへ行く(1964年製作の映画)
4.4
子供達によって洗礼を受けたロバの一生。愛され幸せな時代、家畜として売られ打ち据えられたり、マリーの元へ戻ってきてひと時の幸福を得たり、不良たちに酷い仕打ちを受けたり。ああ可哀想なバルタザール。

説明的なものは何もなく、台詞も最小限ではっきりとわからないところもあるけれど、バルタザールの黒い瞳が無垢で美しくあまりにも哀しくなる。堕ちていく美しい視線の少女マリー。そのイノセントな神秘性が内包された映画。

ピエール・クロソウスキーも出演。
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