いわやん

野獣死すべしのいわやんのレビュー・感想・評価

野獣死すべし(1959年製作の映画)
4.2
大藪春彦原作のハードボイルド作品。
唐突に刑事が射殺されるところからドラマが始まる。

ドラマがしっかりしていて、破綻するところもなく、大学生の伊達の冷酷さと緻密な感じが、作品の全編通して伝わります。

仲代達矢の爬虫類のような目の演技は、観る人に嫌悪感を与えるほど素晴らしいです。

それに対して、若手刑事の小泉博と老刑事の東野英治郎のコンビも、じわりじわり犯人を追いつめる臨場感が、ドラマを引っ張ります。

松田優作版は、まだ観てませんが
この作品かなりいいので期待してます。

ちなみに、仲代の劇中のファッションもカッコイイです。何着ても似合いますね。

ひとつだけ
東宝作品で、爆破シーンの効果音が
ゴジラシリーズの音と一緒で、唯一笑ってしまいました。
いわやん

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