otom

野獣死すべしのotomのレビュー・感想・評価

野獣死すべし(1959年製作の映画)
3.5
ラスコーリニコフ的発想から始まる奴は手抜かりがあるッ!!てのがお約束。別に優作版のも大して好きではないけれど、今作はそれにも増してスリリングさがない。この時期のサイコな役柄の仲代達也はそれだけでウザいくらいの存在感なんだけども、全体的になんだか説明的で演出が野暮ったい。更には佐藤允と白川由美の役とか無駄過ぎて切ない。とは云え、冷酷かつ淡々とミッションを遂行する下りなんかはなかなか好きだったりする。仲代の猫パンチが見ものの一本。
otom

otom