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ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女のchipのレビュー・感想・評価

4.2
10年前…いつもの映画館で、
ミレニアム3部作が次々と上映されたことを覚えています。
この作品だけ、映画館で観ました。
スウェーデンの美しい島で起きた少女の失踪事件。一族は地元の富豪一家…
元ジャーナリストが依頼された真相の解明…
登場人物の多さと、複雑で暗いストーリーに、すっかり寝入ってしまいました、^^;
その時は153分、
今回は満を辞して183分の完全版を、相関図見ながら二日がかりで鑑賞〜
とても面白かったです!


リスベットというキャラクターは、変わっているけどすごく魅力的です。
ピアスだらけの顔に濃いアイメイク、タバコをスパスパ🚬
そして背中には大きなドラゴンタトゥー!細いくせに食べっぷりがいい、(笑)
ノオミ・ラパスは「アンロック」や「セブンシスターズ」でも闘う女、ステキでした。
そして主人公のミカエルは、今思えば、「MIPゴーストプロトコル」の悪役、
それから大好きな「歓びを歌にのせて」のダニエルでしたね〜
10年前は知らなかった。。


美しい湖や自然の緑が、スウェーデンの澄んだ空気の中で、とても冷たく見えました。
彼が一人で捜査しているときは雪深い冬…そして春が来てリスベットが捜査に加わりました。
その季節の移り変わり…
スクリーンで観たのに、感じることができなかった。。後悔。。
今なら迷わず、2と3も映画館に観に行ったと思うけど。


少しだけ映る彼女の辛い過去、
そしておぞましい真相が明らかになって、湖が暖かく輝いていました〜
リスベットは、ミカエルの名誉も回復してくれます、
そして自分の復讐もきっちりと…
そんなところが気持ちいい。


特捜Qシリーズも大好きですが…
北欧作品、10年以上も前に、こんなに面白い作品があったんですね〜
やっぱりハリウッド版よりこっちが好きだな〜
今年は北欧映画、もっともっと観たいです。
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