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ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女のkuuのレビュー・感想・評価

4.0
スウェーデン映画かぁ、、、『マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ』ラッセ・ハルストレムくらいかな。そやけど娯楽映画で有名なスウェーデンの監督って恥ずかしながら知らへん。この作品が映画化されたと聞いても、全く食指が動かんかった。それは、スティーグ・ラーソンの原作が面白かったし、今日まで映画を見るのを躊躇ってたとおもう。ダン・ブラウンミステリー『ダ・ヴィンチ・コード』を凡人ロン・ハワード監督が台無しにしたと同じかな!って、観てみたら!自分が描いていたリスベットのイメージを壊されへんかった。映画『ミレニアム〜ドラゴン・タトゥーの女』は文句なしに面白かった。原作と遜色ない出来のミステリーに仕上がってい。リスベット役のノオミ・ラパスはバリ役に成り切っとったし、ミカエル・ニクヴィストのフニャフニャペ⭕スのような感じもよく出てた。よーく振り返ると、北欧のひんやりした空気感、旧約聖書の言葉に隠された意味やナチス残党といった西欧文明の闇の描き方、シリアル・キラーと失踪事件が深く絡んだ謎解きなど、映画的にワクワクする部分がきっちり描かれとって、長編を堪能した。
ハリウッド版の主役のブルムクヴィスト編集長役には、ダニエル・クレイグとみたし。これにはチョイガックリ。強い男に演じさせてどうすんねん。しかし!リスベットのファッションは渋い!次はハリウッド版を観るか、2を観るか
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