あきらむ

ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女のあきらむのレビュー・感想・評価

4.0
フィンチャー版よりこちらのほうが好きだった。
理由として、
画面の面ついては、フィンチャー版のほうは絵になっている場面が多いけれど、スタイリッシュさを追求した結果ストーリーがおいづらい。俯瞰的な美しい映像を眺められるが、結局どういう話だったのか全然覚えていない。
一方本作は、どちらかというとドラマのような登場人物に近い画面が多い。驚くようなショットはないが、一緒に真相を解明しているような気持ちになれたから。
リズベット役について、ルーニー・マーラ版もめちゃくちゃ好きだけど、ノミオラパス版もめちゃくちゃよい。
ルーニー・マーラのがりがりで繊細な感じに比べると、ノミオラパスは筋肉質でごつい、女をいっぱい抱いていそう。そしてタトゥーもごつい。繊細な内面をピアスや髪形だけでなく、さらに武装している。デレてそんな自分に嫌悪しているところも愛らしい。