ユンファ

エンドア/魔空の妖精のユンファのレビュー・感想・評価

エンドア/魔空の妖精(1985年製作の映画)
3.6
相変わらず世界観ぶち壊しのイウォーク・アドベンチャーシリーズ第2作。(一応製作当初はEP5と6の間の設定だった)
何が凄いって、開巻早々、前作で大活躍した主人公一家が皆殺しにされる。ジョージ・ミラーか!!
まあ、前作に比べれば物語的にも絵面的にもメリハリがあるし、特撮カットも増えているし、ジョー・ジョンストンぽさもアップしているので、それなりに楽しめる。何度見ても、ラストシーンは感動してしまう。
が、やはりウィケットが英語ペラペラなのはいただけない。イウォークは、あの訳わからん言語で喋った方が魅力的だし、容易に意思疎通が出来ない存在であるからこそ愛おしいのだ。偉大なるイウォークが人間のジジイの指示で戦うのは納得いかないが、ほとんどランボーのようにイウォーク側の圧倒的優勢で展開されるクライマックスの戦闘は素晴らしい。

残念ながら、ディズニー買収以降イウォーク・アドベンチャーシリーズは正史から外されてしまった。
が、あの世紀のクソ映画EP9において、我らがワーウィック・デイヴィス扮するウィケットと、そのガチの息子ハリソンが演じるウィケットの子ポメットが、ほんの一瞬とはいえ登場したことは記憶に新しい。
あれは、ディズニー主導による全く新しいイウォーク・アドベンチャー製作の布石に違いないと僕は信じている。
もちろん監督はジョージ・ミラーで。
ユンファ

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