そう

八月のクリスマスのそうのネタバレレビュー・内容・結末

八月のクリスマス(1998年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

季節はゆっくり移ろいゆくのに、人の恋愛は超高速だ。そのズレを楽しむ映画でもある。

ガラスの演出!
何度もある。必見に価する。

食事のシーン。
同じ物を二人で食べるという事。

会話。
こういう会話を楽しみたい。
男心を突いてくる言葉の数々。今風に言えば吊り師か。

脚本。
会いたくても会えない時間を1人ではなく双方に経験させるのが良い。ジョンウォンが退院してからのBGMのない数分が効いている。見れてしまう。

思い出す件。
バイクが来る音に反応してしまうタリム。
同じ制服の女性にタリムを重ねてしまうジョンウォン。人の感覚に寄り添ってくれる映画です。


泣くシーン。
会えない寂しさが怒りに変わるタリム。愛する写真館に石を投げつける。
人前では爽やかな笑顔を振りまくジョンウォンが一人枕を濡らす夜。その泣き声を父は聞いていた。自分が居なくなって何も出来ないままじゃ困るという焦りと、男手一つで育ててくれた父に対する申し訳なさ。

涙は急には流れない。