タッくん弐

カールじいさんの空飛ぶ家のタッくん弐のレビュー・感想・評価

カールじいさんの空飛ぶ家(2009年製作の映画)
4.1
冒頭からお爺の平凡でも満ちた人生を丁寧に描写しておりその都度、波の様に押し寄せる涙腺への攻撃に最早嗚咽

最愛の妻を失っても新たな旅へ向け人生を楽しむ彼はきっと無敵

世界ふしぎ発見で云うミステリーハンターでスーパーひとしくん

風船で空の旅とまではいけませんが小生も是非見習いたい点

個人的に以前などは秋の大阪・神戸・京都の旅行で小さな逃避を

中でも印象深かったのは矢張り人の多さもあって京都清水寺

旅行客でごった返すその中、小生の目を引いたのは現地人と思われる写真家のお爺の存在でありました

旅行へやってきたGAL達が気兼ねなく思い出の記念写真を頼める存在、そう其れはバズーカカメラを所持するヲタでなく、歴史情緒溢れた観光地に似つかわない軟派な若者でなく、純粋に写真を撮ると云う行為に徹してくれるであろう老人

小生が見かけたのは携帯の写メ撮影依頼にも適応したお爺

年齢を経ても、知らない婦女子とのコミュニケーションを建設できる柔軟な対応・御姿

そんな夢に溢れた旅先の思い出人、そういう者に私はなりたい

最期まで人を笑顔にさせた分、居なくなった途端に寂しくなる存在

ときめきが消せやしない
いま、あなたに伝えたい
タッくん弐

タッくん弐