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ある日どこかでのmoonのレビュー・感想・評価

ある日どこかで(1980年製作の映画)
4.3
思い出す度 胸の疼きを感じる…ラフマニノフ…

タイムトラベル Lovestory…

「戻って来て…」
作家リチャードは 謎の老婦人の言葉に引き寄せられ、過去に生きた美しい写真の女性に恋焦がれ タイムトラベルを本気で試みようとする。
その方法が、科学的というより、かなり精神世界的で…ロマンチック…で、健気
行け…行け…あの時に…
そして、見事‼️成功!

過去に自分が確かに存在する‼️と確信する ホテルのロビーに出るシーンが、本当に私自身が、タイムトラベルしたかのような主人公と同じ気持ちで ハッ‼️と 息を飲む!

そして、夢にまで見た 愛しい人の写真の笑顔が、実は自分に向けられたものである事を知るシーンに胸が高鳴る…なんて素敵な運命的邂逅❣

ラフマニノフが、こんなに似合う映画が有るだろうか…
とにかく 最初から最後まで、音楽(ジョン・バリー&ラフマニノフ)と映像が見事な相乗効果で 素晴らしい「時間旅行」に惹き込まれてしまう。

果てしなく追い求め合う 恋心が
繊細に スリリングに 時にコミカルに そして切なく 描かれて行く…

ラストは…賛否あるかもしれないが…
とても共感出来る 時を超えた美しいラブストーリーだった。

こんなに「人を恋する」気持ちの一挙手一投足に共感出来る作品は 私的には あまり無い。「ローマの休日」以来かもしれない…余韻が残り続ける映画です!



*原題「somewhere in time」
私は ずっと「時の何処かで」と思っていた。*
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