ある日どこかでの作品情報・感想・評価 - 8ページ目

「ある日どこかで」に投稿された感想・評価

aya

ayaの感想・評価

3.5
タイムトラベルはワクワクするから楽しみにしてたけど、こんなにも切ない話だなんて…。
愛に溺れすぎて個人的には好まない作品だったけど、音楽とノスタルジックな雰囲気は良かった。それとタイムトラベルのやり方が面白かった◎
MiYA

MiYAの感想・評価

3.8
ノスタルジックSFの逸品。ジャック・フィニィのファンとしては愛でずにはいらせません(時空を超えて結ばれるラブストーリーに弱いのだなぁ)。

過去へタイムトラベルする映画は数多ありますが、本作のアイデアはジャック・フィニィの「ふりだしにもどる」にそっくり。それだけでたまりません。現代のコインを発見したところで元の時代へ戻されてしまうシーンもアイデアとして秀逸。クリストファー・リーヴもかっこいいな。

ただタイムトラベルSFとしては正直言ってもの足りない。タイムパラドックスを扱ったアクロバティックなストーリーを期待すると、あまりのシンプルさに「え、これで終わり?」と拍子抜けしてしまいます。まぁ古い映画だからしようがないとも思いますが、せめてもう1回タイムトラベルしてほしかったな。
人を愛することの悲しさ。
美しさの裏にある残酷さ。
それを経験している人には、
これほど刺さる作品は無いと思います。

このレビューはネタバレを含みます

そーゆー終わり方なんやって以外やった笑
トータル的にどっちもタイムトラベルしてるって話?あの時計の意味とかもなんやったんやろ
ちょっと不思議な映画でしたが綺麗な映画でした
yoshi

yoshiの感想・評価

3.7

このレビューはネタバレを含みます

思えば叶う。願えば叶う。
有名なスポーツ選手だけでなく、一般人である我々も「そうであって欲しい」と人生の指針としたくなる言葉である。

心から願うことは物凄いエネルギーであると語る映画だと思います。
甘く悲しい一級品のラブストーリーであり、一風変わったSF映画でもある。
また歳をとった自分が理屈っぽくなったことを感じてしまう映画でもある。

1972年。劇作家を志す大学の学生リチャードの処女作初演後のパーティで、彼は見知らぬ老婦人から声をかけられた。
彼女はリチャードに美しい金時計を渡し「私のところへ戻って来て」と告げるとその場を去る。
8年後、劇作家として成功したリチャードは気ばらしの旅に出た。
彼は偶然入ったホテルの展示室で女優エリーズの写真に心を奪われる。
約70年の時を遡り、エリーズに会いに行き、恋を叶えるという物語。

たった1枚の写真に一目惚れするのは、若い証拠。
写真に写る女性の外見だけでなく、内面までも細かく想像する力があるからだ。
人はそれを運命の恋と言う言葉でひとくくりにする。

恋は盲目と言うが、周りの迷惑や現実を考えず、たった1人の女性を想い続ける事は相当なエネルギーを必要とする。

この映画の驚くべき事は彼女に会いたいと思う心だけでタイムトラベルしてしまうこと。
タイムマシンも時空の歪みも超能力など科学的根拠となるものは何もない。
ホテルのベットに横たわり、写真の当時の彼女に同じ場所で会いたいと一心に願うだけで主人公はタイムトラベルしてしまう。

そこから主人公は積極的に若きエリーズにアプローチし続ける。
スター女優を失いたくないマネージャーとの諍いに勝利し、彼女の心を射止める。

マネージャーの策略で、主人公は劇団が出発する夜、監禁されてしまうが、翌朝彼女は劇団を捨てて、主人公を探し、待っていた。
これぞ運命と2人が結ばれた次の日の朝、上着のポケットから現代のコインを発見した主人公は、残酷にも現代に引き戻される。
その後、何度もホテルのベットで念じて過去に戻ろうとするが、上手くいかない。
愛する女性を失った彼は、何も食べず、衰弱していく…
閉じた瞼の向こうに見える彼女。
来世では永遠に離れない。
死後の世界を暗示する悲劇的な結末で終わる…。

何だかトゲのある文章だな…?と思った方、そしてこの映画のファンの方、ここからは個人的見解です。
ラブストーリーの余韻に浸りたい人は読まないで。
気にいらなかったら、飛ばして下さい。

私はラブストーリー自体は非常に美しいと思っています。
一目惚れした主人公の積極的な行動。運命の人を待っていたヒロインの美しさと健気さ。恋する2人の美しい思い出。恋が破れた主人公の悲しさ。
どれを取っても、一級品です。

タイムスリップの要素さえ無ければ…

私は全てが主人公リチャードの夢だと思っています。

ベットから目が覚めたら70年前?
初めて会う男に「貴方が運命の人?」
プロの女優が自分が輝ける舞台と劇団を捨てて、男のもとに残る?

とにかく、過去にタイムスリップ後は主人公に都合のいい事ばかりが起きる。

現代のコインを見ただけで過去から現代に戻る?
ポケットに入れたまま、過去にやってきたこと自体がダメではないか?過去での現代人リチャードの存在自体が矛盾する。

タイムスリップしたと思われる過去全てが主人公の夢だったのではないかと思ってしまう。
70年前の世界と恋物語を脳の中で完璧に作り上げ、その膨大なエネルギー消費に衰弱しきった哀れな男の壮大な夢物語。

そう思うと、何故か納得がいくのです。
残酷に思うかもしれませんが…

では、冒頭の老婦人は何者なのか?
金時計の存在が、過去にリチャードが行っていた証拠なのでは?

私は冒頭のシーンは不必要だと思っています。
約60年主人公を待ち続けた女性が、あんなにもあっさりした再会をするでしょうか?
そして老後の姿をあらかじめ知っている主人公が、若い頃の写真を見ただけで、恋に落ちるだろうか?

彼が偶然ホテルに寄るシーンから映画が始まると、若さの特権である一目惚れ、盲目の恋が美しく映えると思いますし、タイムスリップは夢だったという解釈の幅を持たせることも出来ます。

私も歳を取り、理屈っぽくなってしまいました。人生経験からSFといえど、現実にそった科学的根拠を求めてしまう。

もっと、心が柔軟な若い頃に出会いたかった映画でした。

しかし、心から願うことは「時間さえ超える」また恋は物凄いエネルギーであると語る映画だと思います。

誤解の無いように最後に記しますが…
ラブストーリーとしては一級品です。
私はこの映画、好きなのですよ!

悲恋とSFを絡ませたアイディアが好きで、長く心に残っている映画です。

ただ恋の結末が悲しすぎるので、何でそうなるんだ!可愛そうじゃないか!と言いたいだけなのです…。
きっこ

きっこの感想・評価

4.3
これほど泣いた映画はないかもしれない。
なんだ、あの音楽。
劇場で2度目を見たときは、初見ほどのインパクトはありませんでしたが、それでも大切な1作。

歳月をこえて、
ある日どこかで出会う映画ファンに本作の魅力が伝わるといいな。
kaz

kazの感想・評価

3.4
時間旅行(=タイムトラベル)を駆使したSFラブストーリー!といった感じでしょうか。

近年のタイムトラベル物だと、何度もタイムトラベルして過去を改ざんし、そのツケが回ってくるみたいなパターンが主流ですが、今作は一発勝負感が凄かったです。
そしてそのタイムトラベルの方法も独特でちょっと面白かったんですけど、タイムトラベル行くまでがちょっと長いです。(-。-;

窓ガラスに反射した姿を利用したり、画面の奥行きを利用した独特の魅せ方も、2人の出会い、再会を勿体ぶった感じで演出していて良かったです。
共に過ごした時間は短くても、時間を超えた燃え上がるような運命的で、特別な恋が見事に表現されていたと思います。

ただ結末があまり好きじゃなかった…
いや、根強いファンがいるのも頷ける作品ですし、切ない余韻と言うか哀しみ溢れるような結末も(ある意味幸せな)、アレはアレで良いと思うんですよ。
ただ、自分はあまり好きな結末じゃなかったっていう…σ(^_^;)
taxx

taxxの感想・評価

3.5
謎の老婆と数十年前の女優の写真を見て恋する男性。時代に合わせて服装を変えたり、タイムスリップすべくイメージしたりと色んな映画を想起させるが、どれよりも早くそれをやっている。主人公がめっちゃグイグイ行くなあとは思うが、それもこの時代らしさ。
kuge

kugeの感想・評価

3.8
音楽が神。

タイムトラベル、出会い、最後は良かったけど、肝心の恋愛ストーリーに共感できなかった。あれでそんな惹かれ合う?

たぶん僕がおかしい。

主人公みたいな髪型にする。
「Come back to me」
tak

takの感想・評価

4.2
初めてレンタルビデオで鑑賞した日を僕は忘れられない。社会人になりたての頃だった。ずーっと観たかったこの映画をやっとレンタル店で見つけた。ところが借りたのはいいがあまりの忙しさになかなか観ることができず、返却日を迎えようとしていた。「早起きして観る!」そして夜明け前から鑑賞開始・・・。恋愛映画でこんなに泣いたのって初めてじゃないか?(当時)と思えるくらいに泣いた。泣いた。声が出そうなくらいに泣いた。そして泣きはらした目をして出勤・・・。それ以来、僕はずっと思っていたんだ・・・
「ある日どこかで」を映画館で観たい!しかもこの気持ちを理解してくれる女の子と観たい!・・・って。

そして「午前10時の映画祭」がやっとわが街へ、ラインナップに「ある日どこかで」が!正直、最初にラインナップ見たときに、「アラビアのロレンス」よりも観たい!と思ったし、「明日に向かって撃て!」よりも行かねば!と思った。んで、平日の午前中に行くチャンスがあったので映画館へ・・・あ、また出勤前だ(笑)。

自己催眠でタイムトラベルをするという確かに荒唐無稽なお話。初めて観てから20年経っているだけに、もっと冷ややかに観てしまうのだろうか・・・と思っていたが、意外にもかなり感情移入してしまった。この出演者やスタッフには、20年の間にいろいろなことがあった。ジェーン・シーモアは映画ではパッしなかったが、年齢を重ねた後、テレビシリーズで西部の女性医師として大人気を博した。クリストファー・リーヴは落馬事故で首から下が不随となってしまったが、不屈の精神で俳優としてできることをやる。ヒッチコックの「裏窓」のリメイクに挑んだこと、アカデミー賞のプレゼンターとして登場した姿は今も忘れない。そして2004年に惜しくも逝去。映画はその時の役者の姿を撮したものとは当たり前のことであるが、クリストファー・リーヴが生き生きとしているこの映画を観ると、その当たり前のことが実にありがたいことに感ずる。音楽を担当したジョン・バリーも今年亡くなった。今回改めて観て「ある日どこかで」は音楽が映画の評価を高めるのに絶大な効果があった映画だと思う。

密かにこの映画を愛している人はかなり多い。現実主義派からは小馬鹿にされそうな話ではある。だが、一切特撮を使わずにタイムトラベルものを成り立たせているアイディアや伏線の張り方の巧さ、気が利いたディティールなど映画の作り手が込めた愛情が銀幕のこっちまで伝わってくる。まだ作曲されていないラフマニノフのラプソディを口ずさむボートの場面。
「美しい曲ね。誰の曲なの?」「ラフマニノフ。」
「彼の曲は私も好きよ。でもそれは聴いたことがないわ。」「・・・いつか聴かせてあげるよ。」
未来を少しだけ示すタイムトラベルものの面白さ。だがそれだけでなく、その曲のオルゴールを特注させた、未来の彼女がどんな思いでラプソディを聴いたかと思うと切なくなる。クライマックスの自己催眠が解けてしまう悲しい場面。物言わぬラストシーンは、ベッドに横たわるクリストファー・リーブを俯瞰で撮す、魂が見下ろしているようなショット。だが、そのカメラが見上げた先には・・・。美しいラストシーンとジョン・バリーの主題曲。