監督、脚本、主演を名優ビリー・ボブ・ソーントンが務めた、不幸な過去のため精神疾患になった男と家庭環境に苦しむ少年との心の交流を描いた作品。
ストーリーとしては正直言って手垢がついたものではあるし、展開も読めてしまうから、この手の他の作品群と差別化するのは難しいように感じた。ただまぁわざとらしさはあまりない分すんなり心に入ってきて、良い映画を観たなぁという気持ちにはなれる。
カール、フランク、リンダ、ヴォーン、みな心に孤独を抱えている者同士それぞれのやり切れなさや苦しさは伝わってきた。
ビリー・ボブ・ソーントンは相変わらずの怪演名演。完全に役柄が憑依している。音楽の使い方も独特でした。