【STORY】
学校のプールで幼い娘を失った教師が退職宣言と共に語り出す真実は、教室の子供たちを震撼させる。
そして新学期、新たな担任を迎えたクラスには、その告白の影響が強く残っていた。
【REVIEW】
当時地上波(?)でぼーっと観て記憶が薄かったので再鑑賞。
松たか子様の気迫はやっぱりすごい。なんだろうあの吸い込まれるようなお顔。独特だよね。いい人もやばい人も演じられるし、やばい人だとしても何か力強い意志を感じる。
木村佳乃さんもすごいし、他にも橋本愛、芦田愛菜など豪華。のんと三吉彩花も出てるとは知らなかった!知らない子役もキャスティングが絶妙すぎて、「この雰囲気ならそういう人生になりそう」がすごく分かってしまう…(特に発狂して引きこもっちゃう男の子)。
ところどころおしゃれで美しいカットもあって、ただの学園復讐劇を観ているような感覚ではなく「映像作品」を観ているんだと実感させてくれるのでずっと夢中になれる。演出が巧みな作品。
青少年だからといって許されないものもある。でも私刑を見ていてもそれを素直に賞賛もできない。でもどこかスカッとしてしまう気持ちも何割かあることを否定もできない。そんな人間の醜い感情や本質を抉り出してくれるような作品。これは歴史に残る学園ドラマだ。見直してよかった。
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観た回数:1回