トンデモナイものを観た。
いやこれは凄い…
びっくりしました。
冒頭の教室のシーンからしてもう。。
まず普通の教室に見えない照明。
生徒たちのノイズに、劇伴。
映画の全編通して、映画というよりも、劇を観ているかのような作り。
背景を劇場のように真っ暗にし、出演者だけを浮かび上がらせる。
見事としか言いようがない。
いつもの極彩色をやめて、逆に色数を抑えた、素晴らしい映像美。
とてつもない拘りを感じる。
墨絵のよう。
劇伴やレディオヘッドもよく似合っていた。
原作を昔読んだが、どこまでが同じで、どこが映画と違うのか覚えてないのでわからないけど、
原作よりも映画の方が楽しめるという稀有な体験をした。
橋本愛はこの頃の方が美少女で可愛らしかったのだな。このまま育って欲しかった。
ドカーンの言い方に少し違和感があったが、そこ以外は松たか子も素晴らしかった。
能年玲奈は何処にいたん?
あと刈谷友衣子も。
三吉彩花はこの頃から綺麗。
この映画は、邦画というくくりでなく、世界のどこに出しても恥ずかしくない傑作。
なんでフィルマークスのスコアがたったの3.6なのか!?
にしても中嶋哲也は凄い作品ばかり撮るなあ。