虎舞羅ーコブラー

告白の虎舞羅ーコブラーのレビュー・感想・評価

告白(2010年製作の映画)
3.8
「法律があなたを許すとしても、私はあなたを許さない…」

・あらすじ
とある中学校の1年B組のホームルームで、教壇に立つ担任の森口悠子。彼女はこう語り出した「私はシングルマザーです。私の娘は死にました。警察は事故死だと判断しました。でも、事故死ではありません。このクラスの生徒に殺されたんです。」彼女の、命の重さを学ぶ授業が始まった…。

・感想など
湊かなえ先生による小説「告白」を映像化。
「リバース」でもそうでしたが、湊先生は人間の“残酷さ”をストーリーに組み込むのが本当に上手いですよね。
DVや少年犯罪、いじめなどの描写があまりにも陰湿で生々しい。苦手な方には冒頭からキツイと思います。
松たか子さんをはじめ、全員の演技がリアルすぎて圧倒されました。特に松たか子さんは狂気的。決して殺すことはなく、じわじわと精神的に追い詰めていく姿が淡々としていて怖い。
そして、犯人Aの思考の狂い方。あんな人間、きっといるんだろうな…。カメラワークも相まってより狂気が増していました。
そして、ラストの復讐。あれは邦画史に残る復讐劇でしょう…。

命の重さとはどのようなものなのか。我々の心を深く抉る、人間ドラマ。