フィクションなどとは言えない現実で起きても何ら不思議のない事件をメインに
[孤独であることが関係して起こる犯罪に殺人]
[集団心理の恐ろしさはどれほどのものなのか]など誰もが向き合うべき問題をこちらに鋭く突きつけてくるのでかなり惹き込まれる。
·自分の身勝手な欲望に従って少女の命を奪った少年二人
·命を奪われた少女の母親としてその復讐を淡々と進めていく女性教師
·持ち合わせている荒んだ心と若さゆえの無知から醜い仕打ちを実行するクラスメートたち
見るに耐えないそれぞれの思惑が絡み合うことによってまた起こる悲劇。
ところどころ強引さを感じるストーリーとはいえ、
人の命を軽い気持ちで奪うとはどういうことなのかを最初から最後まで徹底して描いているので一度観たらきっと忘れられなくなる作品。
そしてはっきり言えるのは俳優さんたちが全員名演であること。
橋本愛さん含む若い顔ぶれに
映画公開当時よくテレビで宣伝していた3人組の松たか子さん、木村佳乃さん、岡田将生さんと皆さん存在感ある素晴らしい演技をしています。