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トリコロール/赤の愛のsonozyのレビュー・感想・評価

トリコロール/赤の愛(1994年製作の映画)
4.0
クシシュトフ・キェシロフスキー監督の「トリコロール三部作」
その3「赤の愛」
前2作の受賞を受け、カンヌ国際映画祭での受賞も期待されたが獲れなかったという作品。
モデルでも成功しつつある女子大生ヴァランティーヌ(イレーヌ・ジャコブ)は、心配性の彼氏・司法試験勉強中の法学生ミシェル(ジャン=ピエール・ロリ)からいつも浮気してないか?的な電話がかかってくる。(でもこいつ、自分は年上の女と浮気してるんですけどね。)
ヴァランティーヌはある日、脇見運転で犬をはねてしまい、首輪にあった飼い主を訪ねます。
その飼主(ジャン=ルイ・トランティニャン)は退官判事なんですが、色々な闇を抱えていて、電話の盗聴を生活の一部としちゃってるんです。
当初は彼に批判的なヴァランティーヌですが、彼と会話し知るうちに徐々にいい関係になるんですね。
で、賛否両論というラストへ。(確かに三部作を無理矢理まとめた感は否めませんでした。笑;)
ただ、全体を包む哀愁感・ミステリー感は一番引き込まれました。
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