kaeru3

道のkaeru3のレビュー・感想・評価

(1954年製作の映画)
4.1
高校時代に観て以来の再見。

今見るとザンパノがこんな小狡いキャラだったかなと思いつつ、とてもリアルだった。ジュリエッタ・マシーナのキラキラと涙を溜めた笑顔が、演技とか設定を超えていて圧倒的。周囲の人たちがつい助けてあげるのも納得の尊さがある。

フェリーニ映画で好きなのは、お祭り騒ぎの後の静寂と寂しさと穏やかな残照が入り混じったような時間なのだけど、この頃からあったのだなあ。
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