Tom

道のTomのネタバレレビュー・内容・結末

(1954年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

大道芸人の男ザンパノと、彼の元へ売られた女の子ジェルソミナが一緒に過ごした日々の物語。
ジェルソミナは変わり者で、ザンパノはただただ乱暴で不器用でひどい男。
なんのために生きているのか分からないジェルソミナは、綱渡り芸人との出会いを通して、世の中の何物にも意味があり、自分の存在意義はザンパノの近くにいることなのだと考えるが、その願いは叶わない。
双方にとってやるせないラスト。失って初めて大切なものに気付くというけれど、ザンパノにとってジェルソミナは大切な存在だったと、全てが終わってしまってから分かったんだろうなあ。ザンパノの涙が切ない。
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