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「道」に投稿された感想・評価

ジェルソミーナ、ジェルソミーナ、ジェルソミーナ、、、
ち

ちの感想・評価

4.3
ニーノ・ロータによる『ジェルソミーナ』が各所で鳴り響き、白痴の女の感情を増幅させる。やがては女の頭の中のようにすべてが壊れていき、跡に残るのは哀しみでしかないけれど、それでも信じさせてくれる。人はきっと他人の人生に愛の爪痕を残せるのだと。

私がいないとあなたは一人になってしまう、か。

このレビューはネタバレを含みます

ぱちくりと目を輝かせるジェルソミーナの愛らしいこと。
淀川長治が日本にとっては戦後初めてのイタリア映画と話していたけど、粗暴な男と従順な女というあたり当時の世相と合っていたからこそヒットしたのだろうな。
イル・マットがジェルソミーナへ与えた音楽は時に彼女の孤独な心に寄り添い、時に男を孤独へと突き落とす。
映画を観たことがないのにやけに聴いたことがある曲だなあと思ったら、映画の広報のためにあらゆる手段を使って流しまくっていたらしい。

ザンパノがジェルソミーナを置いていったのは単に足手まといだっただけではなくて、自分のせいで狂ってしまった彼女のために離れてやることしかできなかったのではと思ったよ。
natssh

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2.5
貧しい国イタリア。女を忘れられないのはやっぱり男。
makita

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3.8
ジェルソミーナが愛らしかった。「この世のものはすべて何かの役に立つ」本当にそうなのかわからないけど、もしそうなら希望が持てる良い言葉だと思った。
ザンパノがヤバイほどの亭主関白でわりと引いたが、まあこれも時代だろう。
「アタシのこと、好き?」というめんどくさい質問をしがいのあるツン男ぶりにだんだん萌えてきてしまった。
Ueda

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3.6
草彅くんがザンパノ役で舞台化するらしい。観たすぎる
おもち

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5.0
まんまるおめめのジェルソミーナの喜怒哀楽、予測不能な不条理展開、唐突な台詞や表情に何度もハッとさせられる。
ニーノ・ロータの音楽が美しいのに相反するように、はじめから終わりまでヒリヒリとした空気が作品を覆い、胸が張り裂けそうだ。どうして近くのものに縋ろうとしてしまうのだろう。故郷の友人を思い出してしまった。なんじゃこの名作!
りこ

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4.2
今まで見たなかで一番古い作品かな…?
50年以上前の作品で白黒なのにこんなに引き込まれるとは…💦

粗野で暴力的な旅芸人のザンパノは、貧乏な家の娘ジェルソミーナを買い取り、二人は一緒に旅に出る。
しかし途中ジェルソミーナはザンパノの態度に嫌気がさし、逃げ出すが連れ戻されてしまい…

ザンパノの持ちネタは胸の力で鎖をちぎるという芸だけど、何回もやりすぎてなぜか笑えてきました。

好きなキャラは途中で出てくる陽気な綱渡りの芸人。
落ち込んでいるジェルソミーナに、「この世のものはすべて何かの役に立つ。例えば、この小石でも…」と言って励ますシーンがとっても印象的でした!

作品を通してそんなに重苦しい雰囲気ではないけど、メインキャラは報われないラストで悲しい…
あのメロディーが切ないです💦

ジェルソミーナは、作中では決して美人ではないとか言われてたけど、見ているうちにとっても魅力的に見えました。
mikoyan358

mikoyan358の感想・評価

4.0
2018/8/12鑑賞
個人的なフェリーニ再評価期間(笑)の一環として、これまで唯一初見から強烈なインパクトを残していた作品を10年ぶりに鑑賞。粗暴で正しく接する事ができないザンパノと離れたいけどついていくしかないジェルソミーナの共依存状態、そしてああするしかなかった運命は正直二度と観たくないもののはずなのに、ある種の柔らかさを伴って心のひだに焼き付けられる不思議な名作。2人とも不器用がゆえに真から憎めないからかな...ラストのザンパノの何とも言えない表情が忘れられない。後になってから大切なものが何であったか知っても遅いと...

2008/3/4鑑賞(鑑賞メーターより転載)
虐げられ、そして挙句の果てに...見ていてあまりに辛い。ジュリエッタ・マシーナはおよそ美人との対極にある見た目ながら、一度見たら忘れられない存在感があり、観ているうちに可愛らしくすら見えてくる。あと、あのアンソニー・クインがこんな役で出ていたのも感慨深い。何のことやらちんぷんかんぷん、といったものが多いフェリーニ作品で、唯一理解できた映画。
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