アイルランド系マフィアの恐ろしさを描いた作品で言えば、ジョニー・デップが主演した「ブラック・スキャンダル」のほうが、格段に怖いし、説得力があった。
本作は、「ここがタウンだから」と、繰り返し言うことで、仲間が結束し続けて犯罪に手を染める理由にしているが、それが何とも強引で、必然性が見えてこない。
狭いコミュニティしか形成していなさそうなマフィアが、銀行強盗を繰り返していて、司法当局にすぐさま目をつけられないの不自然。
それもこれも、「タウンだから」で一蹴されそう。
「ハート・ロッカー」のジェレミー・レナーが出ている。