JUN

ザ・タウンのJUNのレビュー・感想・評価

ザ・タウン(2010年製作の映画)
3.8
観たい観たいと思っていたら、いつの間にかNetflixに来ていました!ありがとうございます。

本作は言わずもがなジェレミー・レナー目的で観たかったのですが、鑑賞後の感想としては、ただただベン・アフレックが良かった。そして思っていたよりもずっと、ストーリーに深みがありました。
愛する人のために変わろうとするダグと、それを許さない"仕事"仲間たち。自分がどんなに望んでも、自身を取り巻く環境が、簡単に変わるなんてことはそうそうないんですよね。そういったもどかしさがこの作品には堪らなく漂っていて、ベン・アフレックの演技も相まって、気がついたら夢中で観ていました。

【下記ラストネタバレ】

賛否分かれるラストですが、個人的にはありかな、と思いました。ただ絶対的支持というよりは、「まぁありかな」程度のニュアンスです。
というのも、ラストの、クレアの「愛する人を守る」という選択はどうしたって尊いもので、きっとそれが正解なのだろうな、と納得できたのですが。私の中では、守ってくれようとしたクレアのためにも彼女の家に行かないにしても、ダグは自らの意思で捕まる道を選んだ方が、しっくりくるなと感じたからです。
愛のために変りたいといっておきながら、(後から戻るのかはわかりませんが、)逃げてしまうのは、彼女の心を傷つけてしまった自身に目を瞑って、自分"だけ"の人生を生きる選択をするという事に他ならないので、どうも不自然な感じがしてしまいます。

ただ、全体的に面白くて、期待の倍くらいの満足感のある映画でした。


目的のジェレミーは流石ですね!
S.W.A.T.風味のジェレミーです。
JUN

JUN