大学予科生の弟と、彼のためにいかがわしい仕事に身を堕とす姉の苦悩を描いた小品。
短いながらもぎゅっと感情が詰まっていて、しっかりとエモーショナルな作品。
かなりシビアなストーリーだが、展開が唐突…
冒頭、瓶→お釜→食器と映るシーンの美しさにひゃー!ってなるし、ルビッチの映画が劇中に出てきてヒャハー!ってなって。その上ストーリーにウソだろー!!ってびっくり。やっぱりすげーな小津安二郎。岡田嘉子さ…
>>続きを読む東京で弟とつましく暮らすちか子は、弟の学費を稼ぐため、こっそりと夜の酒場で見知らぬ男相手の商売をしていたが、噂が弟の恋人の耳に入り、弟の知るところとなってしまう。家を飛び出して行った弟の後を追うち…
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1933年。47分のサイレント作品。
姉弟の二人暮らし。姉は、二人の生活と弟の学費のために昼夜それぞれの仕事を掛け持ちして働いている。弟には、「大学の先生の翻訳の仕事を手伝っている」と伝えているが…
小津安二郎監督が、弟のために昼も夜も働く姉と姉への悪い噂で苦悩する学生の姿を描いた心理劇。
エルンスト・シュワルツ(墺 1882–1938)「二十六時間」より翻案→実際は小津安二郎の原案。
脚色は …
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岡田嘉子さん、別嬪❣️
弟、叩かんでもええやろ。
90年前にも、昼夜働く生活があったとは。
姉は弟の学業を支えるために夜は水商売。
弟は、夜は翻訳の手伝いをしていると
ばかり思っていた姉に裏切ら…
弟、良一の学費を稼ぐために隠れて売春のような仕事をする姉。
吹きこぼれそうなやかん、大量の振り子時計、モノと登場人物の心情を重ね合わせているようなショットや、外国映画を長尺で挿入したり、カメラを横移…
東京国際映画祭小津安二郎生誕120周年記念@国立映画アーカイブ
主人公の恋人役が田中絹代
小野花梨って若い頃の彼女に似てる気がする
WOWOWと松竹がタッグを組んで小津安二郎の作品をリメイクした…
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