MegmiTanak

鞄を持った女のMegmiTanakのレビュー・感想・評価

鞄を持った女(1961年製作の映画)
3.6
モノクロの質感の滑らかなこと!人物の肌が妙に艶やかで艶かしくみえる。それに加え、前作『激しい季節』でもそうだったが、人の心情を丁寧に表すカメラアングルや演出がとにかく素晴らしい。とくに浜辺のシーンは心に来るものがある。

当時わずか20歳前後の二人を使って、どうしたらこんなにも珠玉の上品な恋愛映画に仕立て上げられるのだろうか!演技力はもちろんのこと、当時の白黒映画たちが持つノスタルジックな芸術的価値にため息が出る…
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